2011年07月26日
義務年限
病院の方も見てくださっているという事で・・・
自治医科大学の義務年限について、ぶっちゃけた説明をさせて頂きます。
学生である期間の1.5倍の間、県が指定する病院・診療所に派遣されるシステムです。
普通は6年間で卒業しますので、1.5倍の9年間が義務年限となります。
その内訳は・・・
(1)初期研修(2年)
都会の大きな病院で研修します。愛知県では日赤病院で研修する事が多いです。
(2)初期赴任(2年)
いわゆる、「へき地」の病院・診療所で勤務します。
(3)後期研修(2年)
初期赴任のあと、再度、大きな病院で研修します。初期研修でお世話になった病院に戻る事も多いです。また、多くは特定の専門科のみの研修をします。
(4)後期赴任(3年)
再び、「へき地」の病院・診療所で勤務します。(2)や(3)の経験が生きます。
といった具合です。
もちろん、それぞれの期間は事情に応じて変動します。(2)が3年、(4)が2年となる事も多いです。
そして、(4)が終わると、義務年限明けとなります。
そのままの勤務先にとどまったり、自分で勤務先を探したり、医局に属していればその人事に則ったり、と様々です。
おわかり頂けたでしょうか?