2011年06月05日
もちろん、楽しい事もありました!
震災関係のブログは今日で終了です。


明日からはすっきり気分を変えて、1週間分の遅れを取り戻します!
(本日、医局の机に行ってみると、色々な書類が・・・
)
私が、釜石を去る前夜に送別会(かつ、新しく見えた内科Drの歓迎会)をしていただきました。

副院長先生が持ってきて下さった、「酔仙(2008年)」です。
陸前高田市のお酒ですが、震災の影響を受け、現在再建中。数年後にはまた、素晴らしいお酒を作って下さると信じていますが、現時点では手に入れようのない「幻の」お酒です。
「震災の日の状況」、「医局で自衛隊からの食事をみんなで食べた思い出」から、「竹内まりやの「駅」の歌詞の解釈」まで、いろいろお話していただき、盛り上がりました。
その中で、私が提供したのは・・・

「空」でした。
前任地で頂いたお酒で、実は「釜石で寂しくなったらこっそり飲もうかな~」と思って持って行ったのです。
「この場で皆さんに飲んで頂くしかない!」と思ってお出ししたのですが、大好評でした。「空」については皆さん御存じなかったようですが(笑)。
新城に戻って考えてみると、改めて夢のような1週間でした。
・こちらでは、新聞やテレビで見聞きして、事実としては把握しているけれど、実際に足を踏み入れてわかる圧倒的な現実感。
・釜石病院という、震災が無かったら知らなかったであろう、素晴らしい病院の存在。
・一言が心を動かすポスター。
・今回、同行させて頂いた「臨床心理士」という職業について。
支援というよりは、何よりも有意義な研修でした。
2011年06月03日
派遣終了。


数多くの経験をさせてもらった、と言うよりは一つ一つが強く刻まれている感じです。自分がどれだけお役に立てたのかわかりませんが、今後の仕事を誠実に一生懸命行う事が、釜石の方々への恩返しになるのかなと考えています。
先日ご紹介したポスターのホームページです。釜石の看護師さんに教えて頂きました。
http://fukkou-noroshi.jp/
写真は、帰るときの駅の写真と後は・・・ 秘密です。
2011年06月02日
元気づけられるポスター その2




CMでも放送されており、欲しいと問い合わせもあるそうです。
2011年06月02日
本日も当直中〜

仮設住宅への入所がさらに進み、対象の人数も少なくなって来ましたが、全然入所が決まらない避難所も複数あり、差を感じます。早く病院へ帰って来られるので、その後は、救急車への対応を行っているのですが、本日はそのまま当直です。
そろそろ次の方への引き継ぎを考えていますが、今ある資料の大半を作られたのは、第1陣で釜石に行かれた上司のM先生です。初めの頃は、もちろん1からのスタートであり、今よりも忙しく、食事や睡眠などの生活環境も良くなかったと聞いています。その条件で、これほどの資料を作り上げられるとは、その能力やバイタリティーに驚くばかりです。
写真はまたまた病院の食事です。新城市民病院に負けず劣らず美味しく、「美味しいので患者さんが退院したがらない」と冗談になるほどです。
2011年05月31日
2011年05月31日
血圧について思うこと


ただ、避難所で生活されている方に、減塩食を・・・と言うのは難しいですね。運動も、汗をかいたらすぐシャワーというわけにもいきません。そうであればすぐに薬をお出しするべきなのか? 悩みます。
仮設住宅への入居が進み、避難所の人数が少なくなってストレスが軽減したところ、血圧が元通りに下がった方が見えました。当然の事ですが、震災後に上がった血圧に最も効果的なのは、環境を整えることなのです。
写真は雨漏りの写真です。日曜の23時に見つけたのですが、すぐに対応していただいたようで、翌朝になってみると治っていました。
2011年05月29日
本日はフリーです。
病院から港までは10-15分です。津波の被災地の状況についてはテレビや新聞でさんざん流されているので、ここで写真をupするのは控えます。
今回の写真は、高台から海を眺めた写真です。
釜石に来て3日目ですが、このまま巡回診療や当直を行う以外に、何かお役に立てる事がないのか、新城に帰った後を含めて今後、自分はどうしていきたいのか、本日はゆっくり考える良い機会です。
2011年05月28日
当直中〜

私たち派遣医師は、入院などの病院の仕組みをすべて把握できている訳ではないので、もう一人の病院医師と一緒に当直です。
釜石病院の当直は基本的には受け入れを断ることはなく、基本的な初期の判断はどの科の医師が当直していてもまず行い、判断や方針に困れば専門科に相談するという形です。よくある形ですが、各科の医師が少なくとも複数、特に内科が多くいないと疲弊してしまうでしょう。医師の数は新城と同程度ですが、構成がかなり異なるようです。時間外の患者さんは新城市民病院より多いですが、その大半は軽症の一次救急です。
写真は真っ暗ですが、救急車が到着する玄関です。
2011年05月28日
巡回診療

比較的若くて元気な方は、仕事や家の瓦礫を片付けに行かれており、各避難所にはお年寄りが数名見えるくらいのところが多かったです。
以前、流行していた腸炎やインフルエンザは収まり、血圧測定を希望される方と、ごく軽い風邪の方が殆どでした。みなさんお元気そうで何よりです。
写真は、避難所の小学校です。本日、大運動会の予定でしたが、残念ながら雨で中止、明日も雨なら体育館で、とのことでした。大漁旗が印象的です。
2011年05月27日
5月27日、ただの日記
再開を喜びつつ、そのまま車で病院へ…と思いきや逆方向。海に近い被災地を案内してくれました。
百聞は一見に如かずと言いますが、新聞やテレビで見ることも「百聞」なんだとしみじみ感じました。
県立釜石病院(http://www.kamaishi-hp.com/)はもともと271床の病院です。現在は震災の影響があり52床+αで稼働しています。
釜石市の人口は約4万人、隣の大槌町が1.5万人なので、規模としては新城市と新城市民病院くらいなのです。
本日は、オリエンテーションのみで、明日から避難所の巡回診療、夜間は当直の予定です。夜間の当直は、自分で来られる方が約20名、救急車が4名ほどとの事。今日はとりあえず、寝られるうちに寝ておきます。
2011年05月27日
とりあえずご飯です。

引き継ぎの書類に目を通していますが、実際にやってみないと分からないでしょう。パソコン、タブレット、デジカメなどありますので、デジタル家電に弱いと厳しいです。
写真は夕食です。3食ともだして頂けるようで、恐縮です。