2014年08月11日
「「健康第一」は間違っている」を読みました。
月に1回、新城市民病院に来て頂いている、名郷先生の書かれた本です。

約1年振りの新刊です。
相変わらず、刺激的なタイトルです。
「医療否定本」ととらえられがちな・・・
高血圧と脳卒中、乳がん検診、認知症、ワクチンなどを例に挙げ、
「健康欲」をつきつめていくことの限界を示されています。
「健康欲」と「食欲」を等価として考えると?という思考実験かも知れません。
第一章から、「長生きを目指すのと、今死んでもかまわないというのは等価である」という仮定で始まるところが、名郷先生らしいです。
個人的には、かなり面白く読めました。
世界一の長寿国日本。健康=幸せなら、日本人が世界で一番幸せなはずですが。
毎日のように、放送される「健康バラエティー」。本当は危ない〇〇の症状! な~んて不安をあおる番組ばかりです。
そんな番組は、「健康」だからこそ需要があるのでしょうが、なんかしっくりきません。
この本は医療否定本ではなく、いろいろな見方ができますよ~というのが本題です。
医療の肯定・否定、どちらも間違っている!みたいな。
この記事へのコメント
久々のコメントです。この本滅茶苦茶読んでみたいです。日本人は長生きする事が目的で、何の為に(何を成す為に)長生きするか考えてない気がします。只生きるだけでは意味が無い気がします。何かの役に立ち何か目的があってこそ幸せ感を感じるからです。だから長寿大国でも日本人は幸せを感じないんでしょうね。
Posted by マグ
at 2014年08月12日 15:43

お久しぶりです!
いつか土曜日の夜にお店で飲みたいと思っています!!!
この本は、「何のために生きるか」を示したりはしません。それこそ、「どうでもいい」と思われているのかも知れません。
純粋に、「人はいつか死ぬ」ということ、そのため、「健康欲」には限界があること。それに対応する医学について率直に書かれた本だと思います。
いつか土曜日の夜にお店で飲みたいと思っています!!!
この本は、「何のために生きるか」を示したりはしません。それこそ、「どうでもいい」と思われているのかも知れません。
純粋に、「人はいつか死ぬ」ということ、そのため、「健康欲」には限界があること。それに対応する医学について率直に書かれた本だと思います。
Posted by しんそうしん。
at 2014年08月13日 21:44
