2012年03月01日
「ささえる医療へ」を読みました。
最近、発売された「ささえる医療へ」という本を読みました。

著者の村上先生は、財政破綻した夕張市で「ささえる医療」をキーワードに、新しい形で医療を再建された方です。
つぐ診療所のDrが、冬に見学に行かれた事もあり、興味を持って読んでみる事にしました。
感想としては、
・ベストセラーとなった五木 寛之さんの「下山の思想」と共通するものがあるな、という事
・地域医療を熱心に考える先生は、教育、特に歴史教育の大切さを説かれる方が多いな、という事です。
在宅医療への移行、「公」の考え方。これは将来の医療問題を考えると、避けられない流れでしょう。
新城市民病院が、その役割を担うかどうかは全く別問題として、「新城市」の医療全体を考えると、東三河の中では、豊橋・豊川のような都会だけでなく、東栄町や津具のような奥三河に学ぶ点は多いのではないかと思います。