2012年01月28日
「安全」と「安心」
1月14日付のつぐ診療所ブログ(http://tsugushin.hamazo.tv/e3413882.html )について、色々考えています。

医療者は、地域の「安全」を守るために働く。「安心」できる仕組みを作るためには、医療者だけでなく、行政、住民がともにシステムを作らねばならない、というくだりです。
安全とは、客観的な事象です。医療者が勉強・努力して積み上げていく必要があります。
しかし、その先にだけ「安心」があるのでしょうか?
安心は主観的な事象です。主観的であるがゆえに、判断する側・医療を受ける側である行政・住民からの積極的な関与がなければ、成り立たないものなのではないかということなのでしょう。
東三河北部医療圏。ここでは、おそらく、夕張のようなシステムは馴染まないでしょう(参考にすべき点は山ほどあるでしょうが)。
行政で「広域連合」の検討が始まっているとの事ですし、「安心できるシステム」が相談しながら出来ると良いですね。
宅配ピザの「クワトロミラノ」です。
Lサイズ(3-5人用)限定、生地を選ぶこともできないのですが、その分、お得です。
失敗したのは、昼に一人で全部食べてしまった事でしょうか・・・
この記事へのコメント
しんそうしんさん。記事を取り上げていただいてありがとうございます。
医師や首長が変われば吹き飛ぶ医療ではその地域で継続できる医療とはいえません。今後右肩上がりと発展する望みは薄く、かつ高齢化過疎化で衰退していく地域であれば問題はより深刻です。人も金もない中でそれくらいのことでびくともしない医療の形を住民自ら意識を高めて作っていかなければならないという話です。そういう地域になればどんな医師も安心して働けますし、地域が医師を育てるということもできるのではないでしょうか。
私もまだ迷いの中です。ただ物の考え方の視野は広がったように思います。
医師や首長が変われば吹き飛ぶ医療ではその地域で継続できる医療とはいえません。今後右肩上がりと発展する望みは薄く、かつ高齢化過疎化で衰退していく地域であれば問題はより深刻です。人も金もない中でそれくらいのことでびくともしない医療の形を住民自ら意識を高めて作っていかなければならないという話です。そういう地域になればどんな医師も安心して働けますし、地域が医師を育てるということもできるのではないでしょうか。
私もまだ迷いの中です。ただ物の考え方の視野は広がったように思います。
Posted by つぐしん at 2012年01月29日 22:28
>つぐしん先生
私個人としては、「健康・医療に関する活動報告会」で、某先生が「医師が変わればシステムが変わるのが必然」に近い事をおっしゃったのに、しっくりくる思いでした。
夕張の仕組みは、同じ価値観を共有する医師のみで構成される必要がありますし、医師の能力に差がありすぎると維持が困難になると思います。
また、私としては、「自分がいなくても成り立つシステム」が完成したとしたら、それが「自分が去るべき時」なのだと考えています。
東三河に夕張のようなシステムが馴染まないと考えるのは、先生や上記の某先生がみえるからなのです。
自分の専門は「〇〇科」、ではなく、「〇〇市町村」と言える先生方の医療をサポートできればと考えています。
私個人としては、「健康・医療に関する活動報告会」で、某先生が「医師が変わればシステムが変わるのが必然」に近い事をおっしゃったのに、しっくりくる思いでした。
夕張の仕組みは、同じ価値観を共有する医師のみで構成される必要がありますし、医師の能力に差がありすぎると維持が困難になると思います。
また、私としては、「自分がいなくても成り立つシステム」が完成したとしたら、それが「自分が去るべき時」なのだと考えています。
東三河に夕張のようなシステムが馴染まないと考えるのは、先生や上記の某先生がみえるからなのです。
自分の専門は「〇〇科」、ではなく、「〇〇市町村」と言える先生方の医療をサポートできればと考えています。
Posted by しんそうしん。
at 2012年01月31日 23:09
