2011年04月15日
症例検討会
昨日、当院で症例検討会が開催されました。
新城医師会、新城歯科医師会、新城薬剤師会の御協力を得て開催されるこの検討会は、今回で、239回目を迎えます。
基本的に月1回(お休みの月もあります)の開催ですので、約20年(!)の伝統がありそうです。
今回は、2つの演題がありました。
1つめは、新城市民病院の診療運営部長より、感染防止委員会の活動報告です。
平成20年から、感染防止委員会が整理整頓や清掃、廃棄物の取り扱いや、手指消毒ができているかを定期的にパトロールをしています。手指消毒については、消毒液の使用量をチェックします。たくさん減っている=たくさん使っている=しっかり消毒できている! ということなのです。
2つめは副院長から骨盤臓器脱の手術についてのお話です。
妊娠・出産を経験した女性は、膀胱-子宮-直腸を下から支えている筋肉が弱くなり、お腹に力を入れた時などに膀胱などが下に降りてくるようになります。そのためおしっこが漏れやすくなり、人によっては外出を控えてしまう方も見えます。特に、明らかに膀胱などが降りてきているのがわかる方に、比較的小さな手術で改善できる方法が考えだされ、当院でも行っているとの事です。失禁を伴うこともあり、恥ずかしくて病院にかかりづらい病気なのですが、勇気を出して是非受診して下さい!との事でした。