2011年05月12日
症例検討会
本日も、月に1回の症例検討会が行われました。今回で第240回を迎えます。
今回も演題は2つ。
1つ目は薬局運営課長から「経口抗がん剤のアドヒアランス状況について」というお話がありました。
アドヒアランスというのは「薬を忘れずに飲めていますか?」ということです。お薬がお薬ですので、当院での調査では処方された抗がん剤の95%くらいは忘れずに飲めているそうです。やはり、飲み忘れが多いと治療成績も悪くなるというデータもあるようです。最近の大腸癌の化学療法についても一緒にお話ししていただきました。
2つ目は脳神経外科から「椎骨動脈解離性動脈瘤について」というお話です。
あまり聞きなれない、病気かも知れません。稀な病気です。頭痛の原因となることもありますが、脳梗塞やくも膜下出血の原因となる事もあります。
稀な病気ですので、この病気を心配しすぎて頭痛が起きたらすぐMRIや造影CTを!というのは明らかにやりすぎですが、「何時何分何秒に(それがわかるくらい突然に)痛くなった!」という頭痛であれば一度病院で調べてもらいましょう。