2011年07月14日
症例検討会
本日も、月に1回の症例検討会が行われました。今回で第242回目です。
今回も演題は2つ。
1つ目は外来看護師より、「糖尿病教育入院」の実際についてお話がありました。
これは、初めて糖尿病と診断された方や、糖尿病が急に悪化した方が対象となる、2週間の予定入院です。
入院の主治医は、総合診療科の医師が担当しています。
この入院では、薬を調整したり検査をするだけでなく、食事や運動の状態を把握してそれを改善するお手伝いをします。「医師が」と言うよりは、看護師や栄養師などの他職種の活躍が光る入院です。
血糖の平均値を表すHbA1cが平均で10%⇒8%弱に低下するというデータも出して頂きました。
もう1つは、外科より「大腸癌への腹腔鏡手術」についてお話されました。
患者さんにとっては、体へのダメージが少なく、早く退院できる、合併症も少ないなどメリットの多い治療法です。特に80歳以上の高齢者にも問題なく手術できる(だからこそむしろ勧められる)治療である事を、データを出して示されました。高齢の方が多いこの地域では、特に有用でしょう。
専門の先生が赴任されたこともあり、数ヵ月後には開始できるよう、準備が進められているとの事でした。
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